Ampex Common Compute Environment (ACCE)
Ampex Common Compute Environment (ACCE)は、データ取得、マネジメント、ストレージに適した機能豊富なソフトウェアスイートです。
どんなに優れたオンボード・データ・ストレージ・ハードウェアであっても、そのパフォーマンスを発揮できるか否かはデータ・キャプチャを管理するために使用されるソフトウェアの性能に委ねられています。データ取得と管理の両方のタスクは非常に複雑になる可能性があり、それらを実行するための最適なソフトウェアがなければ、データが危険にさらされる可能性があります。Ampex Common Compute Environment (ACCE) ソフトウェアスイートは、データおよびデバイス管理の複雑さを取り除き、データの整合性を最優先とします。ACCEはAmpex TuffServシリーズのシステムに共通に使用でき、業界で最もシームレスな記録環境を提供します。
ACCEは市場で最も機能が豊富なデータ収集ソフトウェアですが、非常にユーザーフレンドリーです。 ウェブベースのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)は、最も求められているデータ及びデバイス管理機能をシンプルかつ直感的に実行することができます。
ACCEが提供するデータ収集機能には、以下のようなものがあります。
・ソフトウェア定義レコーディング
ソフトウェア定義レコーディングにより、ユーザーは特定のタイプのデータをキャプチャするために必要とされた専用ハードウェアのロックを解除することができます。ACCEを使用すると、ユーザーは記録データ構造と制御プロトコルを定義することができ、新しいハードウェアを購入することなく最も一般的な飛行試験データタイプのキャプチャを可能にし、ユーザーのコストを節約することができます。 例えば、ユーザーが同じハードウェアを使用してPCAP、IRIG 106、UDP、iNET、IENA、TCPなどを記録する必要がある場合、ACCEを使用して柔軟に記録できます。ミッション後の処理中に複数のデータタイプの単一のファイルを分解する必要がなく、データチャネルごとに個別のファイルを作成することもできます。
・データ損失ゼロ機能
ACCEは、ファイルの命名規則の遵守、ファイルシステムの整合性の監視、および高レベルのカーネル統合を保証することで、データ損失をゼロにするのに役立ちます。また、ACCEは割り込み要求(IRQ)管理を提供し、ユーザーが録画に優先順位をつけることができるようにすることで、データ損失をゼロにします。
・サードパーティソフトウェアの円滑化
ACCEは、サードパーティソフトウェアの使用を容易にするオープンプラットフォームを提供します。 たとえば、サードパーティの処理ソフトウェアがストレージハードウェアに追加された場合、ACCEはデータをそのソフトウェアに送信できます。
・タイムマネジメント
ACCEは、収集したデータが正確にタイムスタンプされることを保証し、複数のタイプの外部時間ソース(GPS、IRIG、IEEE 1588)と同期することで、基準時間を維持することができます。
・ファイルインデックス作成
時間に加えて、ACCEは、データの検索と分析を支援するために、保存されている情報に他のユーザー定義のメタデータを追加します。
・ファイルアクセス/転送
ACCEは、データアクセスと転送に最新のネットワークインフラストラクチャプロトコル(FTP、Samba、NFS、SCP)を使用しています。
重要なデバイス管理機能
リムーバブルメディア管理
ACCEを使用すると、データのオフロードが簡単になり、メディアはインテリジェントに管理され、データを安全にマウント、アンマウント、フォーマット、暗号化、または消去できます。
構成、コマンド及び制御
ACCEは、リモートアクセス、ステータスライト、ステータスパネルなど、TuffServを制御および監視するための複数の方法を提供します。シリアルまたはネットワークを介してTuffServを統合するための使いやすいコマンドラインインターフェイスも提供します。
ヘルスモニタリングとビルトインテスト(BIT)
複数のBIT機能を持つことに加えて、ACCEは常に数十のTuffServシステムパラメータを監視し、問題が発生した場合にはリアルタイムでユーザーに警告します。 記録を開始するとデータが優先され、そのすべてがキャプチャされることを保証します。
ワイヤレス及びタブレット機能
ACCEは、タブレットバージョンのソフトウェアを使用して、ワイヤレスおよびタブレットでTuffServシステムに接続する機能を提供します。